乳児期は月齢により発達が幅広く、興味を持つ内容やタイミングが個々により違うので、一人一人の発育に応じて丁寧に関わることが重要だと考えています。
特に0、1歳児は愛され大切にされることで絆が深まり、情緒の安定や人への信頼感が育まれるのでアイコンタクトや相づち、スキンシップ等の動的な関わりを大切にして保育しています。
2歳頃になると、より感情が豊かになり友達とのつながりを意識し始める時期なので、生活や遊びの中で「共有」「共感」といった経験を多く取り入れ、お子さん自ら交友関係を築けるように援助をしながら保育を行っています。
また、全身の手指や基本的な運動機能が大きく発達する時期なので、安全を確保しながら身体を十分に動かせる環境を整えています。
生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な時期ですので、幼児期の特性を踏まえ、様々な環境からアプローチをして発達を助長しています。
子どもたちの心身の発達を多角的に捉えることで、子ども自身の「できた」という達成感や満足感を十分に味わいながら学びの意欲へと繋げていきます。
行動力も増し、想像力が豊かになる年中児では、自分の気持ちや考えを安心して話せるような雰囲気づくりを心がけ、子どもたちの気持ちに共感しながら保育を展開するようにしています。
また、自我がしっかりしてきて、基本的な身の回りのことを生活の流れに応じて自分でするようになることから、自立心を育めるように環境を整えています。
理解力やコミュニケーション能力が大幅に伸びる時期でもある年長児では、自主性と自立性を尊重し、子どもたちが自ら問題解決・達成が出来るように見守りながら、自ら挑戦できるような保育を行っております。
年長組全員で取り組む「マーチングバンド」や、お泊まり保育は、協調性、達成感とともに思いやりの心の育成に大きな効果を発揮しています。また、小学校入学に向けて期待感を高めるため、生活習慣や時間を守ること、文字や数字への興味をもてるような様々な取り組みを重視しています。